雨の日の空をカラフルにしたい。
雨の日の憂鬱な気分を
自分の大好きな色のカサを持つことで
少しでも楽しく前向きな日を過ごすことが出来たら…。
そんな思いから作った7色のカサです。

商品名は「カラーマッチカサ」。
緑 赤 白 黄 青 橙 紫 7色それぞれ
全ての部品(骨組み、持ち手、先端部分のネジ)や生地を
同一色に仕上げた事から名付けました。

カサ業界で、すべてのカラーを

同一にしたカサを作り出す事は初めてだったようで

最初の頃は、カサ作りをお願いした業者さんには
カラーマッチカサに対して理解をいただけませんでしたが
「こういうカサが欲しい!」とお話を重ねていくうちに
徐々に思いが伝わり協力していただく事ができました。

カサは部品によって業者さんが違うので、塗装もそれぞれで行い納品されました。
試作段階で仕上がってきたものは、ペンキの種類も違い

部品によって色の出方も違ったので
色が同じになるように1年かけて何度も調節しました。

このカサにはたくさんの工夫が凝らされています。
持ち手と先端の部分が自由に取り外せ、他の色と交換ができます。
持ち手を取ればトランクに収納できるので

海外に自分のカサをもって行くことも可能です。
開閉のたびに塗装が剥げないよう、骨の関節部分に生地を巻き付けました。
持つ人に邪魔になる要素は

なるべく取り払ってシンプルなデザインにしたかったので
カサ本体にブランドタグを付けていません。
そして、子どもたちにも使って欲しくて
同じ品質で子供用のサンプルカサも作りました。
雨の日、いつからかビニール傘が当たり前になったような気がします。
晴れた翌日に道に壊れて捨ててあるビニール傘。

淀んだ水を含んで赤く錆びていく…。
できれば歩道橋の上、マンションの窓から見下ろした風景が
まるで回るコンペイ糖のように見える景色に変わればいいなと思ってます。
そんな楽しい雨の日を子どもたちに感じて欲しいです。

見た目は、まるでおもちゃのようなカサですが
日本の職人さんによるカサの張り、手触りも特徴です。
骨の塗装は福井県、鯖江市で行っています。
職人さんの情熱、日本人の繊細さ骨を何度も焼いて作られた丈夫さが
このカサには詰め込まれています。

職人さんの手作りである事、品質を保ちたいという事
個人の力で作れた量は少数本でした。
数は少なく、まだまだ皆さんの目に触れる機会は少ないですが
持つ人によって唯一無二のカサになれるよう
心を込めて作りました。

最後に、カサの開いた時の音。

「バッ!パチン!ポンッ!バサッ!」

良いものの音。

私のカサの音。